仕事では「仮面」をかぶる
仕事上のリーダー的ポジションに昇進して間もない人向けに書かれていますが、内容は非常に納得、腹落ちすることばかりです。
一つには、当たり前のことですが、仕事は感情や感覚ではなくて、結果と数字で行うものだということ。部下にたいしても淡々と指示を出して、結果を確認して、次はどうするのかを聞くというマネジメントを勧めています。褒めたり励ましたり、プロセスを重視する必要はありません。
「仮面」というと、あまり良い意味には捉えにくいですが、要するに会社の中の自分のポジションを認識して、求められる「役割」を演じることが、組織を回すうえでは重要だということです。
フラットな組織かピラミッド型か
例えば、若手社員を抜擢して重要なプロジェクトを任せる、という何事もボトムアップで活性化しよう!という職場もあるかと思いますが、筆者は、やはり、組織として最後まで生き残るのはピラミッド型の指揮系統だと言います。
これには、大変同感です。ボトムアップ型とかフラット型というのは、大体が無理がありますよね。下からどんなに良いアイデアで仕事を進めてみたところで、上の人が理解しなければ、表面的なプロジェクトに終わってしまいます。上役には上役にしかできない役割があって、それぞれが役割を果たすことで組織が回るのだと思います。
自分だけが成功したり活躍したりすることよりも、組織として大きな獲物を狩りに行く、まさにここに組織で仕事をすることの醍醐味がありますよね。
とにかく一度、行動させる
言葉でどんなに伝えてみても、経験していないことは身につかないものです。部下には、とにかくなんでもやらせてみて、失敗したら責任は自分が持つ。
そんな上司に私もなりたい。
2022年4月10日 読了