ROBOBO’s 読書記録

読んだ本の感想です。ビジネス書が多いかな?

松原隆彦『文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る』_感想

 

面白い!わかりやすい!

物理学を知っていると、見える景色が変わり、世界が変わる。

そんな前書きから始まる本書は、物理とは高校生以来、まったく関わりのない生活をしている方にピッタリの本です。読み進めるうちに、物理ってすごく面白い科目だったんだな、ということに気づいてきます。高校生の時にもう少し興味を持っておけば良かったなと反省しました。

作者は宇宙物理学を専門に研究されていて、「なぜそうなるのか」を考えていくうちに物理学にたどりついたそうです。複雑に見えることを単純な原理で説明するのが物理学なんですね。

世の中に働く力は、たった4つだけ

世界にあるのは、重力、電磁気力、強い力、弱い力 の4つだけなんだそうです。

??と思った方は、ぜひ本書を読んだ見てください。この4つの力で、世界で起こっている現象の全てが説明できてしまう、物理学ってすごいですね。

原子核の中で働く、強い力と弱い力…このあたりは1回読んだだけでは理解しにくいのですが、空が青い理由や地球外生命体は存在するのか?など、興味をそそられる内容がたくさんあります。そして、なにより、読みやすい。難しくないのでサクッと隙間時間に読めてしましますね。相対性理論もバッチリ理解できます!

観る人がいるかいないかで結果が変わる?量子論の世界

特に不思議だな、と感じたのは、量子物理学の世界です。量子は、観測者が観ていないときは起こりうる可能性が同時進行している。??の話ですが、気になる方はぜひじっくりと読んでみてください。量子論の世界では、パラレルワールドが無数に存在して、誰かが一つの現象を見るまでは、どの現象も同時に存在している…?

やはり、じっくり本書を読んでみたくなりますよね?

量子コンピューターが登場すればブロックチェーンは破られる

通常のコンピューターは0か1かの分岐を繰り返し走らせて答えにたどり着きますが、量子の世界では、現象が一つに決まっておらず、平行して同時に存在するため、量子コンピューターでは、0でもあり1でもあるという状態を並行して計算することができるため、通常は不可能とされる計算をこなすことができるそうです。(書いていても実はよくわかっていませんが)

そのため、複雑な素因数分解を暗号としているブロックチェーンであっても、量子コンピューターであれば解読できてしまうかもしれないのだそうです。まだ、そういった量子コンピューターは開発されていないそうですが、理論上は不可能ではないわけですね。

先日、北朝鮮ハッカー集団がオンラインゲーム上の仮想通貨を略奪しているというニュースが流れていましたが、もしかしたら…と思うと怖いですね。

自分とは全く無縁の世界だと思っていた物理学ですが、知ってみると、なかなかに奥深くて感心しました。知ることは楽しいですよね。

これからも色々な分野を覗いてみよう、と思いました。

 

2022年4月16日 読了