ROBOBO’s 読書記録

読んだ本の感想です。

読書

橘 玲『世界はなぜ地獄になるのか』_感想

世界はなぜ地獄になるのか(小学館新書) 作者:橘玲 小学館 Amazon 誰もが自分らしく生きられる社会? 本書は著者の『上級国民/下級国民』『無理ゲー社会』に続いて、現代のリベラル化を考察した続編です。前の2冊も大変興味深く、面白く読みましたが、本書…

田村耕太郎『地政学が最強の教養である』_感想

地政学が最強の教養である “圧倒的教養”が身につく、たった1つの学問 作者:田村 耕太郎 SBクリエイティブ Amazon ニュースがもっと面白くなる地政学 総理が変わって国会中継を見る人が増えたと聞きます。米国のトランプ大統領が日本を訪問して高市総理と良好…

越川慎司『仕事は初速が9割』_感想

仕事は初速が9割 作者:越川慎司 クロスメディア・パブリッシング(インプレス) Amazon 迷っている時間があれば動き出せ 越川氏の著書は、他にもいくつか読んでいますが、どの書籍も分かりやすく腹落ちする内容で安心感があります。本書も内容はシンプルかつ…

佐藤孝幸『仕事と勉強を両立させる時間術』_感想

仕事と勉強を両立させる時間術 作者:佐藤孝幸 クロスメディア・パブリッシング(インプレス) Amazon 目標達成したいなら短期間で全力投球 ちょうど今、MLBのワールドシリーズを見ているので「全力投球」という言葉の意味をあらためて噛みしめているところで…

山本 渉『任せるコツ』_感想

任せるコツ 作者:山本 渉 すばる舎 Amazon 丸投げができない優しい上司のための指南書 チームメンバーに仕事をお願いするのだけど、進捗が気になってついつい口をはさんでしまう、上がってきた資料が気に入らなくて(悪気は全くない)もっとこうした方が分か…

斎藤 学『すべての罪悪感は無用です』_感想

すべての罪悪感は無用です (扶桑社BOOKS) 作者:斎藤 学 扶桑社 Amazon すべての行為は生き残りのために 著者は精神科の臨床医でアルコール依存症や拒食症などの患者に長らくかかわってこられた方です。多くの患者を診る中で、依存症の根底には「家族」…

ジョセフ・グエン『考えすぎない練習』_感想

考えすぎない練習(ディスカヴァー携書) 作者:ジョセフ・グエン ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 人間はいつも考えすぎているらしい 少しスピリチュアルよりなのが気になるところではありますが、悩める現代人にとって、「それで良かったんだ」と…

今井 孝『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』_感想

いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才 作者:今井 孝 すばる舎 Amazon 充実した一日の定義とは なんとなく休日を無駄に過ごしてしまって後悔することがよくあります。後から、あれもやれば良かった、とか、あそこに行けばよかったとか、思うことありますよ…

鈴木 祐『ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45』_感想

ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45 作者:鈴木 祐 SBクリエイティブ Amazon 情報過多の社会だからこそ集中力が必要 本書はサイエンスライターの著者が数々の論文や学術的な研究成果から導き出した「集中力を持続するためのメソッ…

斎藤 孝『読書する人だけがたどり着ける場所』_感想

読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書) 作者:齋藤 孝 SBクリエイティブ Amazon 読書は「消費」か「体験」か 昔むかし、自分が子どもだった頃、読書は「楽しみ」の一つでした。友達と遊んだりゲームをしたり、テレビを見たりするのとほぼ同列で、自分の…

菅原健一『小さく分けて考える「悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考』_感想

小さく分けて考える 「悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考 作者:菅原 健一 SBクリエイティブ Amazon 分けて考えると複雑なものもスッキリ! 本書は、限られた時間とリソースをいかに効率的に使って結果を導くのか、という「思考方法」を丁寧…

ブリジット・ディレイニー『心穏やかに生きる哲学 ストア派に学ぶストレスフルな時代を生きる考え方』_感想

心穏やかに生きる哲学 ストア派に学ぶストレスフルな時代を生きる考え方 作者:ブリジッド・ディレイニー ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 悩みの本質は2千年間かわっていない、らしいので 哲学というと、とても普段の生活からは縁遠いモノのように…

樺沢紫苑『集中力がすべてを解決する 精神科医が教える「ゾーン」に入る方法』_感想

集中力がすべてを解決する 精神科医が教える「ゾーン」に入る方法 作者:樺沢 紫苑 SBクリエイティブ Amazon 集中力を育成するための分かりやすいハウツー本 この著者の本はどれも分かりやすく親切にまとめられていて、すぐに実践できることが書かれているの…

海老原嗣生『静かな退職という働き方』_感想

静かな退職という働き方 (PHP新書) 作者:海老原 嗣生 PHP研究所 Amazon 「忙しい日々」を目指さないという働き方 静かな退職(Quiet Qitting)は、2022年にアメリカのキャリアコーチが発信し始めた言葉だそうで、実際の意味は「退職」ではなく、社内での働き…

内田和成『アウトプット思考 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術』_感想

アウトプット思考 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術 作者:内田 和成 PHP研究所 Amazon アウトプットするためのインプットのはずなのに 「調べる」という作業がとても簡単にできてしまう時代になりました。インターネットが登場した頃から、辞書は必…

加藤諦三『自分に気づく心理学』_感想

自分に気づく心理学(愛蔵版) 作者:加藤諦三 PHP研究所 Amazon 人づきあいが難しいと感じる全ての大人に 季節の変わり目は、気候のせいなのか、環境の変化のせいなのか、何となく気持ちが落ち込みがちですね。特に新年度を迎える春は、人と関わることが多く…

仲山進也『組織のネコという働き方』_感想

「組織のネコ」という働き方 「組織のイヌ」に違和感がある人のための、成果を出し続けるヒント 作者:仲山 進也 翔泳社 Amazon 会社に生息する4種類のサラリーマン 本書は、大手企業に勤める著者が、会社の中で「派閥に入らず」「部下を持たず」「半分フリー…

権藤 悠『「解像度が高い人」がすべてを手に入れる』_感想

「解像度が高い人」がすべてを手に入れる 「仕事ができる人」になる思考力クイズ51問 作者:権藤 悠 SBクリエイティブ Amazon 仕事ができる人=解像度が高い人 人に物事を分かりやすく伝えるためには、自分自身がしっかりと理解できていないとうまく伝えられ…

ケヴィン・ダットン他『サイコパスに学ぶ成功法則』_感想

サイコパスに学ぶ成功法則 作者:ケヴィン・ダットン,アンディ・マクナブ 竹書房 Amazon サイコパスの良いところを取り入れる方法 サイコパスというと冷徹無慈悲な悪党というイメージがありますが、本書で紹介されているのはどちらかというとサイコパス寄りな…

五百田達成『超雑談力 人づきあいがラクになる誰とでも信頼関係が築ける』_感想

超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける【弱点に合わせて読む場所がわかる!特設ページ付き!】 ( 五百田達成の話し方シリーズ ) (Discover Next D) 作者:五百田達成 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 人づきあいが苦手な方に読…

ジェイ・エイブラハム『限界はあなたの頭の中にしかない 小さなアクションで、最大の成果を引き寄せる』_感想

限界はあなたの頭の中にしかない 小さなアクションで、最大の成果を引き寄せる 作者:ジェイ・エイブラハム PHP研究所 Amazon 日本のビジネスパーソンに向けた応援の書 著者は米国で実践マーケティングを中心とする経営コンサルタントの第一人者です。そんな…

松尾 匡ほか『資本主義から脱却せよ 貨幣を人々の手に取り戻す』_感想

資本主義から脱却せよ~貨幣を人びとの手に取り戻す~ (光文社新書) 作者:松尾 匡,井上 智洋,高橋 真矢 光文社 Amazon 知っているようで知らないお金の仕組み 3名の著者が、お金を切り口に現在の資本主義経済の問題点と自身の考える新しい経済や社会の在り方…

岩田規久男『「日本型格差社会」からの脱却』_感想

「日本型格差社会」からの脱却 (光文社新書) 作者:岩田 規久男 光文社 Amazon なぜ日本は貧しい国になったのか 著者は、2013年から5年間、日銀の副総裁を務めた経歴を持つ経済学者。本書の中には当時の民主党政権や安部元総理とのやりとり、石破議員や前原議…

伊藤羊一・尾原和啓『努力革命 ラクをするから成果がでる!アフターGPTの成長術』

努力革命 ラクをするから成果が出る! アフターGPTの成長術 (幻冬舎単行本) 作者:尾原和啓,伊藤羊一 幻冬舎 Amazon chatGPTの登場によるゲームチェンジ ちょうど生成AIのことを社内報に書こうかと思っていたところだったので、ナイスタイミングに手にとるこ…

橘 玲『テクノ・リバタリアン』_感想

テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想 (文春新書) 作者:橘 玲 文藝春秋 Amazon 「知識社会」を創る人たち 橘氏の書籍は、平易な言葉で書かれていて誰もが理解できる内容であるにも関わらずこの世界の核心をついていると感じます。本書は、今日の「知…

キム・ユジン『朝イチの「ひとり時間」が人生を変える』_感想

朝イチの「ひとり時間」が人生を変える 作者:キム・ユジン 文響社 Amazon 著者は相当な頑張り屋さんと見た! 正直なところ、こういうタイトルの本は避けてきたのですが、著者が韓国の女性ということもあり、その考え方などが知りたくて読んでみました。著者…

鈴木 祐『最高の体調』_感想

最高の体調 進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法 ACTIVE HEALTH 作者:鈴木祐 クロスメディア・パブリッシング(インプレス) Amazon メンタルも含めて「体調」 体の体調は当然ながら心の調子にも影響しています。これまで、体は…

枡野俊明『仕事も人間関係もうまくいく放っておく力』_感想

仕事も人間関係もうまくいく放っておく力―――もっと「ドライ」でいい、99の理由 (知的生きかた文庫) 作者:枡野 俊明 三笠書房 Amazon 人間関係に振り回されないために 僧侶である著者が説く、現代の処世術が読みやすくまとめられている書籍です。文章は短く1…

森下伸也『逆説思考 ~自分の「頭」をどう疑うか~』_感想

逆説思考~自分の「頭」をどう疑うか~ (光文社新書) 作者:森下 伸也 光文社 Amazon 逆説で常識を変えてみる とにかく著者の文章が面白くて、クスッと笑いながら(少し呆れながら)読み進めてしまいました。著者の経歴を見ると、専攻は社会学、ユーモア理論…

杉本貴司『ユニクロ』_感想

ユニクロ 作者:杉本 貴司 日経BP Amazon いま一番読まれているビジネス書 シンプルな赤字に白のカタカナ文字で「ユニクロ」のロゴ。 それは圧倒的な認知度で世界を圧巻したロゴ。 日本で一番知られているアパレルメーカーであり販売店であり生産者であるユニ…