ROBOBO’s 読書記録

読んだ本の感想です。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

デイヴィッド・イーグルマン『あなたの知らない脳 意識は傍観者である』_感想

あなたの知らない脳 意識は傍観者である (ハヤカワ文庫NF) 作者:デイヴィッド イーグルマン 早川書房 Amazon 私たちの行動をコントロールしているのは「自分の意識」ではなかった! 例えば衝突の危険をはっきり認識する前に、足は車のブレーキを踏んでいる。…

岡嶋 裕史『メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」~』_感想

メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」~ (光文社新書) 作者:岡嶋 裕史 光文社 Amazon フェイスブック社が社名を「Meta」に変更すると発表した。「Meta」とは「Metaverse=メタバース」の「Meta」である。では「メタバース」とは何か? ITに関す…

松尾 豊『人工知能は人間を超えるか』_感想

人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書) 作者:松尾 豊 KADOKAWA Amazon グーグルやフェイスブックが開発にしのぎを削る人工知能。日本トップクラスの研究者の一人である著者が、最新技術「ディープラーニング」とこれまでの知的格闘を解きほぐし、知能…

橘玲『無理ゲー社会』_感想

無理ゲー社会(小学館新書) 作者:橘玲 小学館 Amazon きらびやかな世界のなかで、「社会的・経済的に成功し、評判と性愛を獲得する」という困難なゲーム(無理ゲー)をたった一人で攻略しなければならない。これが「自分らしく生きる」リベラルな社会のルー…

リンダ・グラットン他『ライフシフト‐100年時代の人生戦略』_感想

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 作者:リンダ・グラットン,アンドリュー・スコット 東洋経済新報社 Amazon 長ーい人生を生きるために 2016年に発刊されて以来ベストセラーになっている書籍ですが、ようやくじっくりと読むこと…

淀川長治『映画の部屋』というわけで映画は、なんて話し上手なんでしょう。_感想

【中古】 淀川長治「映画の部屋」 というわけで映画は、なんて話し上手なんでしょう。 / 淀川 長治 / 徳間書店 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】価格: 534 円楽天で詳細を見る とにかく映画が観たくなる 淀川長治さんをご存じない若い方もおられ…

山極寿一『ゴリラからの警告 人間社会ここがおかしい』_感想

ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」 (毎日新聞出版) 作者:山極 寿一 毎日新聞出版(インプレス) Amazon 人間も自然の一部 著者はゴリラ研究の第1人者で、京都大学の総長をされていました。 ゴリラやチンパンジーなどの類人猿と人間の共通点や違…

ロイス・ローリー『ザ・ギバー』記憶を伝える者 感想_色を失ったユートピア

ザ・ギバー―記憶を伝える者 (ユースセレクション) 作者:ロイス・ローリー 講談社 Amazon 社会にうずまく悪や欲望、苦痛や悩みなどがすべえてとりはらわれた理想社会――喜怒哀楽の感情が抑制され、職業が与えられ、長老会で管理されている規律正しい社会――〈記…

山口周『ビジネスの未来』感想_ディストピアを彷彿させる豊かな高原

生活のインセンティブを探さなきゃ! 生活のインセンティブを探さなきゃ! 経済成長はもうしないの? 仕事が遊び? ベーシックインカム? 豊かな高原に立てるかな? 山口周『ビジネスの未来』プレジデント社 www.amazon.co.jp 21世紀を生きる私たちに課せら…